母の日まであと74日です!

町を歩いていてふと顔をあげるとプリザーブドフラワー専門店があったり、私の最寄り駅にプリザーブドフラワーのお店ができたり、プリザーブドフラワーの知名度は着実にあがり今空前のブームを目前にしていると言えるでしょう。プリザーブド加工は未だ技術的に難しい部分があり量産に向かない事から、もし爆発的に流行ってしまったら手に入れるのが難しくなってしまうかもしれませんね。…さて、そんな流行りつつあるプリザーブドフラワーが年間通して最も手に入りにくいのは何時だか知っていますか?それがこのコラムのタイトルにもある「母の日」です。


プリザーブドフラワーと母の日戦争

因みに母の日は「毎年5月の第二土曜日」である事から今年は「5月10日(日)」今日から凡そ74日後が予定されています。74日なんてまた随分先だなと思った方が殆どでしょう、しかしお花屋さんによっては今くらいから既に動き出しているのではないでしょうか。というのも母の日はお花屋さんにとって最大のイベントであり、場合によっては年間売上の4/5が母の日前後に売れたものなんてお店もあるくらいです。母の日とは言わば製菓会社にとってのバレンタイン、某チキン屋さんにとってのクリスマス、そのくらいの影響力があるイベントなのです。


プリザーブド加工品供給問題

そんな飛ぶようにお花の需要が高まる母の日ですが高まった需要に対し供給はというとそうもいきません。前述のようにプリザーブドフラワーは量産が難しく、原料となる生花も季節や天候の影響を大きく受けます。花が育つのに時間もかかれば加工を施した花のうち何%が商品として使えるものになるかも未知数です。自社で花材の生産までやっているような大きな会社はまだ良いのですが、花材を生産会社から買い付けている会社は今くらいからまとまった数の花材の確保をはじめないと日が近付いた頃には全く何処にも在庫がないなんて事になりかねません。勿論材料が手に入らないと言う事は商品も作れない為商品によっては長期間欠品するものやそのまま廃盤になってしまうものも出てきかねません。母の日に素敵なプリザーブドフラワーを作りたい、届けたいというのであれば今ぐらいから時々目星をつけておいたほうが良いかもしれませんよ?