お手入れ方法と管理方法

枯れないお花のプリザーブドフラワーとは言え、その美しさや水々しさが永遠に持つわけではありません。基本的にプリザーブドフラワーをお楽しみいただける期間は1年から数年と言われていますが、その保存期間は定期的な手入れの有無や飾ってある場所の環境によって大きく違ってきます。少しでも長くお客様、あるいは誕生日プレゼントを贈る相手の方に楽しんでいただく為ここでは少しだけプリザーブドフラワーのお手入れ方法と管理方法について紹介します。


プリザーブドフラワーの取り扱い

プリザーブドフラワーはまず基本的に水や肥料が不要のお花である為水を与える必要はありません。むしろ水や「湿気」はどちらかと言えばプリザーブドフラワーの天敵なので遠ざけるのが望ましいとされています。

花である以上一見乾燥に弱そうなプリザーブドフラワーですがその実適切な保存湿度は一般的に30度から50度とされており、やや人や人肌には乾燥気味の空気だと言います。というのもプリザーブドフラワーの状態を維持しているプリザーブド液や、その液に含まれる色素は湿気の影響を受けやすく高湿の環境下に長時間飾って置く事で色が少しずつ抜けていき最終的には透明になってしまうと言います。 薔薇と雫

また同様に高湿の状態下では色移りを起こしやすく、衣服の色がついたり他の花と色が混ざったりする事があります。このような場合、湿度の低い場所に移すか、弱風のドライヤーで乾かしてあげると色がある程度なら戻るとされています。また湿度に弱い一方紫外線にもプリザーブドフラワーは弱いので日当たりの良すぎる場所等は避けたほうが良いでしょう。花の持つ着色料が紫外線の影響を受け色が変わってしまう可能性があります。尚プリザーブドフラワーは非常にデリケートである為、埃等がたまってきた場合は丁寧に拭き取るかあるいは弱風のドライヤーで埃を払ってあげると良いでしょう。


誕生日プレゼントとして渡す際は

ただこれらプリザーブドフラワーの保存法はあまり一般的に広く知られているわけではありません。その為プレゼントする側は少し概要を説明してあげるとより誕生日プレゼントを長持ちさせる事が出来るでしょう。また多くのプリザーブドフラワー専門店は商品に取り扱い説明書を同梱している為、もし説明する機会が全く無かったとしてもある程度はもらう側で世話をする事が可能です。